第6回「白川静漢字教育賞 最優秀賞」を受賞致しました。

謹んでご報告致します。
湯たんぽの恋しい季節となりました。皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、この度、私こと、福井県教育庁主催、第六回「白川静漢字教育賞」におきまして
「最優秀賞」に選出されました。
分に過ぎた評価と、大変恐縮する次第です。

立命館大学東洋文字文化研究所の皆様、浜松書道研究会の皆様、研修会の講師の皆様、漢字教育士の仲間たち、古くからの友人、家族の面々、そして何より、当方の拙い講座を根気よく、粘り強く、いつも笑顔で受講して戴いた皆様、本当に多くの皆様に支えられての僥倖です。

誠に有難うございました。

11月21日(水)、福井市での授賞式に行って参りました。当方の実践内容がA1判(当方の名前にちなんでいるわけではありません)のパネルとして歴代の受賞者と共に展示されておりました。見劣りすること甚だしく・・・。

今回、幅広い年齢層へ「白川文字学」を伝えてきた、このことを評価戴きました。月刊誌『書研』への連載は書道教室へ通う子供たちから年配の方々までを対象としています。また、講演場所も、ふり返れば、保育園からお寺の本堂まで・・・まさに「『ゆりかご』から『墓場の一歩手前』まで」・・・たしかに幅広いかも知れません。

優秀賞お二人の実践報告も拝見しました。『古代文字の木工細工』と『特許取得の漢字カード』。当方よりはるかに充実した内容であり、もっともっと高い評価を得られるものと思います。

それに引き換え、当方の報告は漫談のような・・・にぎやかしにはなったかと。

当日は、書家・石川九楊先生の記念講演も拝聴。ご著書にサインを戴きました。その場で墨をすられてお書き戴きまして、恐縮至極です。もちろん、何と書かれたのか、解説戴きました。ご解読ください。

「白川文字学」を学ぶと「漢字は言葉そのものである」ことに気付きます。考えるときに言葉を使う僕達にとって、「白川文字学」は「『考える』とはどういうことか」を示しているひとつの哲学である、と僕は思っています。

これからも「白川文字学」の伝播に精進して参ります。皆様方には今後ともお力添え賜りたくお願い申し上げます。

寒さ厳しき季節となりますゆえ、お身体お厭いくださいますようお祈り申し上げます。謹白

平成最後の霜月吉日

文字處しゐする 主宰 古澤英一 拝

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